2016年09月23日

なんとなく思うこと(1)

 黒田総裁の会見中に円高が進行してニュースになっていますね。それでなんとなく思ったことをちょっと書いてみます。

 
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 ブレトン・ウッズ協定による国際的な金本位制が崩れて完全に兌換紙幣が無くなったのが1971年のニクソンショック以降になります。いわゆる管理通貨制度となり半世紀が経とうとしています。世界中の通貨は金という実質的な裏付けがない状態で現在流通しています。


 日本の場合、日本銀行券には、銀行券を用いて支払いを行った場合、相手がその受取りを拒絶できないという、法貨としての強制通用力が法律により付与されています。日銀券は銀行が当座預金を引き出し銀行券をうけとることにより発行され、銀行から世の中に流通していきます。


 銀行は国際業務を行う時に維持しなくてはいけない自己資本比率8%とするならば自分のもってきる資金の約12倍のお金を貸し出すことができます。800億円の自己資本があれば1兆円まで貸すことができるわけです。(実際には分母のリスクアセットはリスクウェイト<政府向け融資(国債)は0%、銀行向け融資は20%、企業向け融資は100%、住宅ローンは50%>を乗じて加算されるので貸高残高はもっと大きくなります。)


 銀行がある法人に1億円を貸し出す場合、日銀券を1万枚を渡すのではなく、その法人の口座に1億と記帳するだけです。これで1億円のお金が世の中に創造されるのです。


 その記帳された口座の預金がその口座のある銀行の預金となり、また自己資本となります。なんだかねずみ講みたいな話ですが......。


 そして借金には金利がつきます。これも無からのお金の創造ですね。まあ銀行口座のデータベースの信号にすぎないわけですが、その数字と等価の日銀券が引き出せるという信用でこの仕組みが成立しているわけです。


 実はこの半世紀の通貨は基本的にはこの金融の仕組みにより作られてきたといって過言ではありません。銀行は無からお金を創造してそれを世の中に流通させているんです。様々なものがデジタル化されて今の通貨のほとんどは実際には銀行のデータベースの記録に過ぎないと考えると結構怖いですよね。


 まあ、詐欺みたいな話なんですが、実際に社会がうごいていくために通貨という仕組みはどうしても必要なので仕組みとして合法化されているわけですね。兌換紙幣が流通していたアダムスミスやケインズの経済学の時代とは今は大きくちがうと考えるべきでしょう。


 金融機関が借金により創造した通貨に対して不換紙幣で信用を付加する。通貨発行高の調整を行っていくこの管理通貨制度という道具をうまくつかえる力量が政府と日銀にあればいいのですが....。世界でも有数の内需国で世界最大の債権国家なのですから....。


  

 


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posted by まるもり at 22:37
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