イギリスEU離脱が確定してしまいました.....。可能性はあるだろうとは思っていましたが避けられませんでしたかね.....。今日はこの件で記事を起こします。
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予想はしていましたが、イギリス国民の決断は離脱.....。
為替は乱高下、日経は1286円安の暴落....。この先どうなるかわかりませんが、サミットでの安倍総理のリーマンショック以前の危機的な状況という発言がこれを予言していたんでしょうか......。まあ消費税増税延期はgood jobでしたね。(まあ、安倍さん以外、財務省官僚にたてついて延期できる力のある人はいませんからね.....。)
(↓何気に伊勢志摩サミットの宣言でもふれているんです.....。)
(G7 伊勢志摩首脳宣言 http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160267.pdf 3-4頁)
ただ、EUのダメージは大きいですね。もともと対外債務返済のためのドル不足がある中でユーロが下落していくわけですから....。ただでさえ欧州債務危機発生以来、欧州系金融機関は極端なドル不足となり、ドル調達コストも跳ね上がっていた状況です。 ドイツとフランスはEU各国にかなり貸し込んでいてEUからは抜けられない状況ですからFRBが利上げすると飛ぶ可能性があります。
ドイツ銀危機は以前から言われてはいますが....。 ドイツ銀行のデリバティブ取引の残高はドイツのGDPの約20倍、ユーロ圏GDPの5倍、世界各国の総GDPの66兆ドルを上回る75兆ドルにのぼると言われています。
そのデリバティブを巡り、ドイツ銀行は保有する未決済のCDSで構成されているポートフォリオの約3分の2を既に2015年中に売却したことが明らかになり、2016年3月の時点で残りの3分の1の売却をJPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスとシティグループの米銀3行と交渉中だということが公表されています。(ブルームバーグ⇒https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-10/O3UGUP6JTSF101)
CDSポートフォリオの想定元本総額は約1.1兆ドルとされ、昨年売却した部分も3銀行を含む複数の銀行が購入しているとのこと。 定期的にお金をはらって破綻したときに払い戻しをねらって利益を上げることをかんがえているとしたならば.....。(うーん、マイケル・ルイスの世紀の空売りの世界ですね....。)
印象としては英米のヘッジファンドがドイツ、フランスの金融機関のCDSを買いあさっている印象があります。これはドイツ、フランスの金融機関の破綻にかけているってことですよね。EC崩壊、ユーロの貨幣価値の喪失へのシナリオを描いているグループがあって、そのシナリオの1ページがめくられたなんてことありますかね.....。
ユーロもポンドも下落がつづき、円高の状態がしばらく続く形になるのでしょうが....。リーマンショック並みの波乱が起こってもおかしくはない状況になりつつあるのかもしれません。
1993年に欧州連合ができてから23年。その構築から崩壊までをリアルタイムで見ることになってしまうんでしょうか....。
まあ、いずれにしても好景気になるような事象が思い当たらない状況ですので、何をするにしても慎重にかまえていかなくてはいけないですね。
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2016年06月24日
イギリスEU離脱へ
posted by まるもり at 23:50
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