2016年11月01日

VIN-NET(22)

 今日、午後休みをもらって東京地裁までいってきました。

 
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 さて、本日はVIN-NETの第2回の債権者集会でした。


 予想どおり、フランス、スイスでの仮押さえされていた在庫(約17000本)に関しては、仮差押えが解除されないまま、裁判が進んでいるようです。

 
 で、最終的な残り資産が確定しないことから予想通り第3回の債権者集会が設定されました。平成29年3月14日(火)午後1時半から、家簡地裁合同庁舎5階の債権者等集会場1で開催予定です。


 事前の情報の通り、国内在庫のワインの方は97万で処分されていました。2015年12月31日現在での貯蔵品の173万9851円とされていた部分ですね.....。一方、海外の在庫ですが、フランスの債権者が海外の在庫の仮差し押さえをしてこれの処分ができない状態がつづいているようです。


 現在の裁判手続き費用で3205475円の支出があり、裁判が長引けばこれは今後膨れ上がっていく可能性があります。日本での破産手続きがそのままフランスで有効になるわけではなく、訴訟が長引く可能性もあり、フランスの債権者の日本の代理人と現在和解交渉も同時におこなわれているとのことでした。


 海外の在庫の処理にはなお時間がかかりそうですね.....。仮押さえ処分を訴訟で勝ってはずすか、仮押さえ処分を和解で取り下げてもらうかの2択ですし、その間のフランスの法律事務所に払う手続き費用も膨らんでいくわけで....。


 海外の在庫を処理できるようになったとしても、17000本のワインを一気に処分しようとすると値崩れする上に足元を見られますし、円高になれば為替差損もでてくることでしょう。


 一般破産債権届け出額は47億8723万5724円、それに対して現在確保されている資金は3956万8663円。


 2015年12月31日時点での仕入れ原価による簡易査定額で1億2096万1983円とされていた約17000本ワインは実際にはどれくらい現金化できるのか...。(2015年12月のときの1ユーロ 131.77円、現在114.95円.....。為替だけで名目の円建て換算では2割近く減......。)


 大量処理によるディスカウント、手数料、為替差損もろもろで、最終的に5000-6000万くらいに落ち着けば御の字でしょうか....。すると現在確保されている資金と合わせて1億弱。48億の届け出債権の内のどれくらが承認されるかはともかくとして回収額の見込みは2%くらいでしょうか....。


 でもそれもいつ決着がつくのかわからない状態です...。(裁判で勝訴の判決をとれても相手に上告されれば2審が終わるのにも時間かかるし、裁判費用で残りの資産の棄損されるし.....。)


 すでに北田氏らに損害賠償請求の裁判を起こしている人は起こしていますし、債権者集会にきても会社の資産の処分状況の報告を聞かされるだけということもあり、今回の参加者はだいぶ減った印象でした。


 債権者の人達もバラバラに自分の債権を回収する手だてをそれぞれ追求しているので表にでてくる情報はどんどん少なくなっていくんでしょうね....。でも高い弁護士費用を払ってもなかなか苦戦しそうですね.....。でも裁判やるからにはきっちり勝ってもらってしっかりした判例を確定させてもらえた方がいいです.....。


 将来、時効になる前になんらかの法律的手段を講じるのに債権者にとって有利な判例が確定している方がなにかとありがたいので....。


 人のいいまるもりは、引き続き仕事の合間をみてできる範囲で情報を集めて、表に出して問題なさそうな情報を選んで少しずつ機会をみて出していこうと思いますが、需要なさそうなら続編かくのやめようかなとも思っています......。まるもりにこの件に関して書き続けるメリットも冷静に考えてあるわけではないので....。続けてくれってコメント入れる人いなければ続編はやめようかななどと考えています。(と書いておけばきっとだれかがコメントいれてくれるでしょう......。ついでにポチもしてくれることでしょう....。)


 

 


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 そんなこと書いて全然反応なかったら寂しすぎるじゃん。


 ついでに裁判起こしている弁護士さんには釈迦に説法だと思うけど高橋氏に北田氏達が自転車操業だった経営状態を知っていたと証言させれば被告の主張は全部ひっくりかえりそうに見えるので高橋氏を取り込んでしまうのがいいんじゃん。とつぶやいてみる....。(白い巨塔の柳原先生のポジションかな...。柳原先生とちがって高橋氏は思いっきり黒いですけど...。)
posted by まるもり at 18:13| Comment(3) | TrackBack(0) | VIN-NET | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

VIN-NET(21)

 明日の午後にVIN-NETの第2回の債権者集会が開かれます。午後に休みをもらって、東京地裁までいくつもりなので仕事の方でよっぽどのことがなければ明日、参加して報告出せるとは思いますが...。VIN-NETの記事のアクセスがにわかに上がってきたので、出資者の人が情報知りたくて来ているようなので、ちょっと前日に記事上げてみます。

 
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 さて、明日はVIN-NETの第2回の債権者集会になります。


 日本の在庫のワインは97万で売却処理されたという情報はありますが、フランス、スイスでの仮押さえされていた在庫に関してはどうなったかはまるもりはつかめていません。


 在庫処理が完了していれば明日で最終的な資産処理法が決定して配当金がどれくらいになるかはっきりすると思われますが、在庫処理も膨大ですから処理しきれていなければ第3回の債権者集会が設定されるものと思われます。


 簿価で1億余でしたから実際に換金するとどれくらいの値段になるかつかめませんが36億7千万の2%-3%もどってくれば御の字ということになるんでしょうか....。早急にこれだけの在庫を処理するとなると値崩れする上に足元を見られてしまいますので....。


 一応、いまのところ起こされている裁判でまるもりが認知しているのは2件。31名の集団訴訟となっているA法律事務所と2名からの起訴のE法律事務所からの訴訟です。


 A法律事務所の方は北田氏の自宅の朝雪氏持ち分に対して仮差し押さえを3月4日にかけています。


 ただ裁判は起こした方が立証責任があるので、材料としてはヴァンネット側が出した資料しかない状態ではかなり苦戦しそうで、北田氏の弁護側のS法律事務所は起訴内容を全面否認でいく姿勢のようです。高橋氏に関してはやはり切り捨ての感じですね。今のところどちらの法律事務所もヴァンネットからの資料以上の材料はつかんではいないようです。


 12月3日の高橋氏の告白まで取引の虚偽事実に関しては他の役員は知らなかった。そこまでわからないようにたくみに高橋氏に偽造され自分たちには責任はないというのが北田氏らの論法ですが、そういいはれるだけの防衛線は張られているということなんでしょう....。


 VIN-NETの会計処理が北田氏の英和コンサルティングが担当だったわけで、役員たちの気持ち一つでどうにでも工作できる状態だった。その前から自転車操業的な経営になっていたのは他の役員もわかっていて破綻することは先々見えていた。それで計画的に破綻の時に、高橋氏しか知らなかったことになるようにすべてが工作されていたとしたら.....。まあ立証は困難になるでしょうね....。


 大竹氏と松井氏が2014年9月に役員を降り、北田氏が2015年7月に代表取締役を降り、ヴァンネットの本店が東京から宇都宮に移ったのを黙認して、大竹氏が2015年11月27日に自宅の自分の持ち分を奥さんに所有移転しているのはきっと役員の人達がヴァンネットの経営が盤石だと思っていたからなんでしょうね....。(ちょっと恨み節調.....。)


 弁護士さんは調査はできても捜査はできませんから北田氏らが実際には経営状態がわかっていたという証拠を出すことは困難でしょう。


 北田氏らは、高橋氏を背任容疑で告訴するべきだと思うのですが、告訴しないんでしょうか...。是非捜査してもらった方がいいとおもうのですが、捜査されると困ることが...ないんでしょうねきっと。


 まあ明日の債権者集会でどのようなところまで資産処理がすすんでいるか確認してきます。多分参加できるとおもうんですが...。


 まあ、いずれにしても資金回収はきびしそうですが...。最終損失が確定したら税理士さんに相談かな....。まだまだ割り切れそうで割り切れないまるもりです....。(なかなか大人になれませんね..。)

 

 


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posted by まるもり at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | VIN-NET | 更新情報をチェックする

2016年07月12日

VIN-NET(20)

 今日はヴァンネットと高橋氏の破産にともなう債権者集会でした。

 
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 今日は仕事でお休みをもらって霞が関でひらかれた裁判所の債権者集会に出席してきました。

合同庁舎.jpg
  ↑ 会場の合同庁舎

 手荷物検査を受け、会場の方へ.....。

掲示1.jpg

掲示2.jpg


 そうか、この集会のあと4時からAPlanningの債権者集会もあるのね.....。今村弁護士ご苦労様です....。


 2時から開始となった集会。パッと見200人前後の参加者でしょうか。


 正面のひな壇上段に裁判長、裁判官、破産管財人の今村弁護士、下段に高橋氏とヴァンネットの代理人の弁護士団が座って集会が開始されました。


 破産管財人の今村弁護士から現在の破産手続きの進行につき説明がされました。


 会社の引継ぎ現金は11004174円、フランス、スイスのワイン在庫を日本に輸入する手続きの前渡金が14158981円、預金が413268円、いままでの申告の法人税の修正申告に伴う還付金が11715334円などで経費を差し引くと、現在確保できている会社の資金は33669607円ということでした。


 それに対して破産債権は4146303365円


 41億の債権に対して、3360万しか資産が確保できていないという状況です。(この時点で1%切るんですが.....。)


 フランス、スイスのワイン在庫に関しては昨年12月31日時点での実勢価格として1億程度の在庫はあるのですが、フランスの債権者に仮押さえの手続きをとられており現状動かせない状況にあるようです。


 昨年の関東財務局の通知後、現地での差し押さえの動きが出る前に在庫を日本に輸入する手続きをとろうとしていたらしいのですが、悪い話が伝わっていてなかなか業者が見つからず、前金渡しで承諾してくれた業者が手続きをすすめて輸入する日取りの直前に仮押さえをくらったらしいです。(あくまでも資産保全の手続きで、フランス、スイスの業者が勝手に処分して自分たちの債権の償還につかうことができるわけではないようですが。)


 その業者にはらった前金が資産の部の前金の返還金になるわけなんですが......。


 現在、日本での破産手続きの効力をフランス、スイスで実行性のあるものにする手続きをしているようでこれは9月以降になるとのこと....。(7月、8月は欧州はバカンス期間で司法も動かないらしいです。)


 また日本にあるワイン在庫、高額投資者へのプレゼント用やワインの夕べなどの試供品用として確保されていたものですが、ラベルにヴァンネットの名が入っており、このような事件にかかわる品ということで大手では買い取りしてくれる業者はなく、ディスカウントストアに販路のあるブローカーさんへ買い取りを打診しているところで90万くらいで処分する形になるのではないかというお話でした。


 結局、フランス、スイスのワイン在庫の処分が決着しないと最終的な会社の資産が確定できないということで次回の債権者集会も設定されました。次回は11月1日の午後3時からだそうです。次回以降の通知は裁判所からは送らないとのことで、今回参加できなかった方は連絡いきませんので注意された方がいいでしょう。(なんか来ない人には別に成り行き伝えなくていいよね的で、個人的には好かない対応です。)


 高橋氏の方の資産の方も資料出されましたが完全に素寒貧状態で、全く支払能力がない状況であるのは予想通りでした。


 管財人の今村弁護士は会社として、他の役員に賠償責任があるといえるだけの証拠はいまのところはないので、会社として賠償請求の手続きをすすめるつもりはないということでした。


 現在のところ、会社と元役員の税理士の方々に対して訴訟がいくつか起こされているようです。フランスの債権者からヴァンネット、高橋氏他の役員、Aplanningに対しての訴訟と、投資家からの訴訟が一件、それと別に別のグループからの起訴もすすめられているとのこと。状況によってはもっと増えるかもしれません。


 こっちの訴訟の方は泥沼になっていくんでしょうか.....。


 現状としてヴァンネットという法人の立場に立っている今村弁護士さんとしては破産管財人としてフランスの在庫処分が決着をつけば会社の最終的な残存資産が確定してそれを配当して終了という見通しなんだろうなという感じでした。(裁判所的にもそこまで付き合ったら終わりにしたいんだろうなという印象です。)


 印象としてはそれも一段落するまで年を越しそうな感じですね....。債権者集会は来年まで継続する形になるのではないでしょうか.....。


 まあユーロも下落しているし、在庫も足元見られて買いたたかれるでしょうから実勢価格よりは安く処分する形になるでしょうから5000万くらいもどってきて2%くらいの還元率とみた方がいいでしょうか....。


 1500万が30万前後で御の字ですかね....。損金が確定しないと、税理士さんに損金としての処理も相談できないし....。


 まあ今できることは破産管財人の今村弁護士に善管注意義務違反で他の役員にも責任があり、会社として賠償責任追及を行わせる気をおこさせるだけの材料を提出できるかですが....。


 でも41億の資金を運用していて、いくら役員一人に精巧に偽装されていたからといっても、15年にわたってファンドごとの業者への問い合わせでの棚卸もしないで決算毎年出して、役員報酬うけとっていて99%近くの損失だしていて一般常識に鑑みて、何も知りませんでした、存じませんでしたで済むとは到底思えないんですが...。


 ぼくら民間の業種は結果がすべてで、知りませんでした故意じゃなかったんで許してくださいでは済まされないことがほとんどなんですけど........。結果をみれば明らかに管理がずさんだったとしか言えなかったわけで、全額とはいわないまでも役員の方々には少し身を切ってもらわないと納得できないとは思うんですけどね.....。


 いや、事業を真面目にやっていてやむを得ない情勢の中で事業が立ちいかなくなったというならまあ仕方ないかと思える面もありますよ。投資なんですから。でも一人の役員がすべての取引と運用成績の報告を偽装して、他の役員も全然気が付かないで、ふたをあけたら殆どの資金がなくなっていました。ファンドごとの運用成績も全然わかりませんてな状況で免責って、普通は通らない話だと思うんですよ....。


 まあ呆れるしかないんですが、できるだけ今後の債権者集会にも出席して状況を見守っていきたいと思います。


 あ、そうそう、裁判所の債権者集会の質問は管財人の説明が終わった後、挙手を求められて挙手した人に番号札が渡されます。その札を受け取った人しか質問できません。後からの質問は受け付けてくれないので、他の人の質問、討議を聞いてから聞きたいという人もとりあえず手をあげて番号札もらっておいた方がよさそうです。(自分の順番きたときに質問浮かばなくても、前の方と同じ質問ですのでいいですでスルーできるようですし......。うーん。こんなこと書くと次回の集会の時に全員手あげちゃうかしら....。)


 債権者集会にもいけず、弁護士にも相談できずどうしていいかわからないで困っている方も多いようです。そのような方達のためにも、債権者集会に行かれた方で他にご報告されたい方は、コメントかメールをいただければ幸いです。


 まるもりもこうするべきだ、ああするべきだと責任をもって言える立場ではないですし、その力もありませんが、情報を提供してすこしでも困った方の役に立てればとかんがえて今後もできる範囲で報告をあげていければと考えています。

  

 


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posted by まるもり at 22:14| Comment(4) | TrackBack(0) | VIN-NET | 更新情報をチェックする
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