2018年04月23日

VIN-NET(28)

 VAN-NETの債権者集会にいってきました。報告を待っている方もいると思うので報告あげておきます。



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 さて、今日はVIN-NETの第6回目の債権者集会でした。


 ↓毎度おなじみになってしまった家簡地裁合同庁舎

裁判所2018.4.23.jpg


 破産した会社の財産処分の手続きの進行の状況の報告だけになるので、正直なところ行ったところで....。という気持ちもありましたが、とにもかくにも、第6回のVIN-NETの債権者集会に行ってきました。


 破産して2年以上経ちますし、まあ、一般の方で興味のある人はもうほとんどいないでしょうし、マスコミも興味は全くない状況でこの件に関しての報道はもうほとんどなされません。


 そして裁判所は債権者に集会の議事録を送るでもなく、次回の債権者集会設定日を伝えることもしません。(ここは余計なことを集会で言われて、進行の妨げをされたくないというお役所の姿勢を感じます。まあ裁判所としては滞りなく破産手続きが済んでくれることが一番ですから.......。被害者の都合なんて知ったことではありません。)


 ヴァンネットの債権者集会の顛末を他の債権者が知るすべがこのブログしかない状況では、別になんの利益が自分にあるわけでもないのですが、成り行き上、一応報告しておく責務があるかと思い投稿します。


債権者集会スケジュール表2018.4.23.jpg


 やはり参加しても大して得るものもない状況ですから、参加者も少なくなっており今回は20人前後というところでしょうか.....。民事裁判を起こしている方の弁護士の方などもいるのでしょうが.....。


 前回報告のあったとおり、債権認否の確認の手続きで、フランスの業者さんの4億9736万円の届け出債権のうち、管財人が1億6915万は認めるが、3億2821万に関して管財人が否認したところ、債権に関しての裁判が起こされていましたが、現状ではすでに和解協議に入っているということで、和解が成立すれば、債権額が確定し、配当手続きに入れそうだという報告がありました。


 ということで、次回の債権者集会が7月23日(月)午前11時に設定されました。和解の進み方によっては次回で最終的な配当金の決定の報告があるかもしれません。


 本日の配布された貸借対照表。海外在庫ワインの売却などで確定した資産合計は1億4472万0774円、対して現在の負債の合計は43億2071万3031円。(和解分でもう少し負債は増える可能性があるかもしれません。)


 そこから、管財人報酬と最後配当費用が差し引かれて、債権の金額に従って配当されるわけですが....。うーん配当金額は債権の2%前後になりますかね....。


 基本的に裁判所は今回の件は高橋氏単独の不正で、北田氏の責任を立証はできないというスタンスで淡々とヴァンネットという会社の破産手続きをすすめている状況で、多分、次回の7月23日で手続き終了ということになるんでしょうね...。


 あとは民事で裁判をすすめている弁護士さんたちがどれだけがんばるかでしょうが....。基本的には和解勧告されて、どれくらいのところで手をうつかという話になるんでしょうが....。


 裁判を起こした人達は弁護士費用を差し引いて、時間を費やした分のお金だけでも回収できるのか....。まあ少しでもいい結果を引き出してもらいたいものです....。


 まあ、それなりの支払命令がでたとしても、北田氏らがどれくらいの支払能力があるかは微妙かもしれませんが....。


 まあ、かぼちゃの馬車の記事でも書きましたけど、警察も裁判所も所詮、お役人ですから....。弁護士さんも商売でやっていることでお金がとれればいいわけで、原告だろうと、被告だろうとその人の人生まで背負ってくれるわけではないです....。


 最終的にはお金のことって、自己責任でだれも助けてくれませんから.....。自分はまだ、余裕資金でやっていたことですし、起こったことに関しては奥さんも知っている事なので、まだ精神的に冷静でいられますが(まあよく、ブログネタにできるなとちょっと自分でも呆れますが....。)、本当に老後資金などを将来のためにとつぎ込んでしまった方は大変だと思います。


 せめてヴァンネットの破産手続きの顛末は追っていければと思います。どれほど、他の債権者の方のお役にたてているかわかりませんが、7月23日も参加して報告出すつもりですので引き続き応援お願いいたします。


 

 



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 うーん、この状況でもなんとかすこしでも回収する方法がないか未練がましく考えてしまう自分がいるんじゃん。(多分なにもできないけど.....。)



posted by まるもり at 18:00| Comment(1) | VIN-NET | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

VIN-NET(27)

 いや、今日の雪は久々に大変そうですよ....。一応、債権者の中には報告を待っている人もいるので今日参加したVIN-NETの債権者集会の報告です。まあ参考にもならないかもしれませんが...。



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 さて、今日はVIN-NETの第5回目の債権者集会でした。

 雪の降る東京にわざわざ休みをとって第5回のVIN-NETの債権者集会に行ってきました。

雪の東京駅.jpg


 さすがに第5回になると参加者も減ってきました。まあヴァンネットの破産手続きの財産処分の経過を聞かされるだけで、得るものもあまりないとあきらめモードになっている債権者の方も多いでしょうしね。(まあこの天気では地方からはわざわざ来る気がしないですよね....。)


 スイスの方の900本のワインの在庫の方ですが、現金化されて105103076円になりました。最終的な回収資金は144720254円、そこからフランスでの裁判費用や手数料などを差し引いて現在138870089円の資金が残っています。


 現在、債権認否の確認の手続きで、フランスの業者さんの4億9736万円の届け出債権のうち、管財人が1億
6915万は認めるが、3億2821万に関して否認したところ、この認められない債権に関しての裁判手続きが業者さんにより行われて、この部分だけ未解決であることの説明がありました。


 これが確定しないと最終債権額が確定しないことから次回の債権者集会の期日がまた設定されました。4月23日午前11時に開催される予定です。


 そのころにはこの件が解決して、最終的な配当金が決定するんですかね....。まあ残った金額は全債権の3%未満となりそうですが....。


 今回の集会は本当に報告を聞くだけで、質問する人もいませんでした。


 事件が発覚してもう2年経つんですね....。はやいものです....。民事裁判もそれぞれすすんでいるようですが、どうも、はっきり北田氏らの賠償責任を証明するのは難しそうです。


 4人しか取締役がいなくて、他の社員を雇っていたわけでもない状況で、1人の不正を見抜けないで10年近く経過してこの結果というのは裁判所はどう判断するにしても世間一般的な基準では責任は免れないとおもうんですけどね....。しかも残りの方は税理士で会計に関してはプロであるわけで...。


 世間様は経過はどうであれ、結果責任を求められるんですが、こういう民事裁判は責任証明が原告に求められるので、資料を英和コンサルティングにすべて押さえられ、真実を知る高橋氏が亡くなられている状況ではかなり厳しいでしょう....。


 インボイスも倉庫の在庫一覧も倉敷料のインボイスも最初はヴァンネットに送られたものが内容がはっきりわかる人間がいなかったから高橋氏に確認しないといけない2度手間なので全部高橋氏に送られるようになったということですけど、それならそれを確認できる人間を雇うべきでしょう?二度手間にならないように人をやとって、会社としても郵送されたインボイス原本が保管される状況になければまずいんじゃないですか?


 最初の数千万の規模のファンドならともかく、40億規模の十数本のファンドを高橋氏一人に運営判断をまかしていたというところに問題があったんだとおもうんですよね。そして問題は高橋氏がどうしてA-Planningをつかって損失をかぶってまでファンドの成績をいつわらなければならなくなったかです。


 まるもりの勝手な想像ですが、高橋氏は北田氏が怖かったのではないでしょうか。パワハラに近い叱責を受け、ファンドの成績が悪ければ何を言われるかわからない(何をされるかわからない)という恐怖感から不正に手を染めたのではないかと思います。(想像ですけど、北田氏も実態は知っていて、偽造に加担し、次こそは大丈夫ですからと毎年高橋氏がなだめすかしながら1年、1年経過していったのではないでしょうか...。)


 まあ高橋氏がこのタイミングで病死するというところが、もうとんでもなく闇が深そうな印象をうけてしまうんですが....。(なんの証拠もないですけど消されたんじゃないですよね....。合法的に消せるって..。単なる偶然だと信じたいんですが....。たまたま一番利益を得るのがだれかと考えると....。逆にこういう持病があってこういう状況でしたって説明があれば安心できるんですけど....。)


 平成27年12月に初めて知ったというのは多分ないとおもんですよね、証拠は何もないですけど...。その年の春に満期のファンドの還付が遅れて大変な状況だったわけですしね....。


 まあいずれにしてもこのままだと裁判は和解で終結していくんでしょうね....。いやはや本当に世の中やったもん勝ちですね....。悲しいですけど....。(騙されたあんたが悪いというつっこみはなしです。)


 はあ〜。というまるもりの妄言で今日の報告を終わりにします。


 大雪ですが関東の皆様気を付けてくださいね。明日、仕事場にいけるかちょっと心配です。


 

 



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posted by まるもり at 20:00| Comment(0) | VIN-NET | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

VIN-NET(26)

 さて、今日はVIN-NETの第4回目の債権者集会でした。


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 さて....。本日の第4回のVIN-NETの債権者集会に行ってきました。


 フランス在庫のワインに関しては仮差押えがはずれ、フランス法人に売却し、95899576円が現金化されました。あと7万ユーロほどが追加で管財人の口座に振り込まれる予定だそうです。


 そしてスイスの方の900本のワインの在庫の方ですが、フランスでは日本の破産手続きの効力が協定により有効であるらしいのですが、スイスではそのような協定がなく、差し押さえを外すことが困難で、裁判の勝ち目は薄く、こちらからの回収は費用対効果が望めないということで権利放棄ということで、競売なりにかけられてしまっているのではないかという話でした。


 いまのところの諸費用を引いた残高は129719789円、ここから管財人報酬を差し引いてどれだけの金額がもどるかですが....。


 大体の回収可能な分の資金回収の目途がたったことから、本日の債権者集会では債権認否表が配られました。すべての債権者のリストで届け出債権額と管財人が異議のあるものとないものの一覧です。うーん、個人で5000万出資していた方のいらっしゃったんですね.....。A-Plannningからの債権額が436649256円...。VIN-NETとA-Planningでどのような資金のやりとりがあったのか.....。43億の債権のうち、4億分がA-planningというのがなんとも複雑な思いがありますが、A-Plannningの債権者もいるので致し方ないんでしょうが...。


 管財人が異議のある分の債権に関して、債権者が申立をする可能性もありそこの決着に時間がかかる可能性があるだろうということで第5回の債権者集会の日程が設定されました。平成30年1月22日月曜日、午前11時に設定されました。


 最終配当がいつになるのかまだまだ不透明なようですね....。


 一応裁判所の方は、高橋氏一人の犯行で、北田氏らはむしろ被害者という見方をしているようですね。でも高橋氏の偽造ってそんなに厳密だったんでしょうか?


 昨年の6月の出資者むけ開示資料の偽造された文書を見るとフィーゲ社の偽造されたインボイスはe-mailアドレスのドメイン名が.comでなく.chになっているのも違和感がありますし、TOTAL BETRAG(総支払額)がBERTRAGになっていたり CLERARIG No.700 という意味不明の単語がかかれていたり(CLEARINGの誤り?)誤字もあり、(フランス語は堪能な高橋氏もドイツ語はちょっと苦手だった?)見る人が見れば違和感のあるインボイスです。


 ARVI社のインボイスの数字。スイスではカンマ(,)でなくアポストロフィー(')を打つと思ったんですが...。カンマが打たれています。スイスのVAT(付加価値税)は8%だったとおもうんですが、なぜか7.6%と記載されています。


 外国で投資するのに、外国語の専門家が高橋氏しかいなかったってことなんでしょうか。それだけでも驚きです。40億以上のファンドを運営するのに.....。それなりの専門家に偽造されたインボイスを全部チェックしてもらって、わからない偽造だったのか確かめてもらうとおもしろいかもしれません。英和コンサルティングは誤字脱字がめだつこの偽造インボイスを数字だけみてスルーしたんですかね......。


 きちっと外国からの書面を確認する人を2,3人雇えばこんな不正はできなかったのではないでしょうか...。外国での投資を行う会社としては内部統制システム構築義務違反といえそいえそうな気もします。


 まあ、まるもりはきっと北田氏はもともと知っていたのだろうと思っていますけど...。初年度の大成功に味をしめて、表だってはわからないように隠れ在庫を作るスキームがリーマンショックあたりから逆回転になりそれでも、なんとか次でうまくやりますからという高橋氏の言葉を信じて会計処理上はわからないようにやっていたんでしょう。それが2015年の2008年のファンド償還の遅れのときにこれ以上つづけることはできないと腹をくくったんでしょう。


 その年のファンドの募集は中止となり、年末までにどのような形で事態をおさめるかを考案し、高橋氏にすべての責任をとってもらう方向にした....。(北田氏はお前の言ったとおりにやったのにこのざまはどうしてくれると激昂したんじゃないでしょうか...。)高橋氏は刑事訴追のおそれもありましたが、2017年2月26日に死亡して謎を墓まで持って行ってしまった....。


 あくまでも想像ですけど....。いや、闇は深そうですね....。


 民事訴訟続けている弁護士の先生方がこの謎を暴いてくれるといいんですが...。


 

 



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 奥さんに、もうあまり突っ込まない方がいいわよ、1500万くらいであなたに何かあってもこまるんだからとたしなめられたんじゃん。
posted by まるもり at 22:49| Comment(3) | VIN-NET | 更新情報をチェックする