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ええと、この題名なんですが、まるもりが入居者募集で営業に行っていた時に仲介業者さんがぼそっと言った一言です。(まあ今の時期はなかなか埋まらないし、顔つなぎで時々回っている時の話なんですが..。)
ほんと、北関東は悲惨なようですよ。決して賃貸需要がない地域ではないんですが...。
「本当に似た様な物件を近くにあちらこちらに建てているんだからどうしようもないよね....。(1年間に新築された物件を出して)ここなんか1年間ずっと全空きだよ、結局全然反響なくて1万ずつ全部家賃落としても入居者ないしさ.....。
今年に入っての新築も全然はいらないね。新築なのに広告費だすんでお願いしますって管理会社がくるんだから....。これかなり厳しいよね....。
ちょっと前はC社があちこちにたてて、ほとんど入らなくて2年で契約切られて大家さんえらい目にあって、結構問題になってC社は撤退したけど、今はD社がやっててさ.....。もうたぶん、どこも厳しいよね。ほとんど持ち出しなんじゃないかな.....。多分早々に首しまってくるよね.....。
しかもあれやこれや補修費をなにかにつけて請求されて大家から吸い取るんだから....。
家賃相場もどんどん落ちて、借主も家賃交渉が最近は当たり前になってきているしね...。本当にこれから先どうなるかわからないよ......。」
背筋が冷たくなるような現状ですが......。これどうやら北関東だけの話ではなさそうです...。
しくじり日記 その8 ~ 満室なんて夢物語 ~も合わせて読んでもらうといいのですが......。
TAS 2016年7月レポート
図11の新築のみの空室率のグラフをみてみると....。

築12か月の物件のグラフなので1年経過すると対象からはずれますのでこれが新築の空室率の平均ということではありません。

↑ 数は物件ごとの空室です。
新築時が空室率100%ですから、12カ月経過して空室率0%になった場合、均等に新築の物件が建築されていたと仮定すると空室率は50%になります。(実際には建築される時期の偏りもあるでしょうし、埋まるのは主に繁忙期ですからこんな形になることはないのですが....。数字の評価としてのイメージをつかむとするとということで.......。)
で、実際のデータを見てみると10年前の空室率は40%前後。だいたい1年たてば新築はほぼ満室になっていたのだろうと想定されます。(50%より低かったわけなので1年たたずしてほとんど満室になっていたのでしょう.....。)
ところが昨年から今年にかけて急激に悪化し、神奈川県では空室率は90%を超えているという恐ろしいデータになっています。先ほどのように均等に毎月新築物件が建てられていたと想定すると1年後の空室率は80%前後となります。つまり1年経っても20%前後しか埋まっていないということです。
つまり1年待っても1室も埋まらないような物件があふれかえってきているってことですから....。
まあそうですよね。もともと賃貸に入っている人ってよっぽどのことがなければあまり転居しようとしないわけで....。(引っ越すのも手間も時間もお金もかかるわけですから...。)現状の物件で充足しているところにむりやり新築たてたってそこに引っ越してくるわけないですもの....。
転入してくる人口があまりないところに新築たてたって、周りのアパートからそこに高めの家賃を払って移ろうなんて人がでるわけないし、新たに入ってくる人に似た様なスペックの新築がたくさんあれば買い手市場になるのは当たり前だし....。
都心以外は.....。新築やるとするとかなり他と差別化しないと本当に厳しそうです。
30年保証なんていうけど、途中で契約切って大家を切り捨ててもメーカー自体が30年後も倒産して無くなっていたりってこともありえるのではないかというくらい厳しそうですよ....。

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