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「ああ、それはどうもありがとうございます。いつもすいませんね。」
まるもりの言葉に旦那さんが言いました。
「いえいえ、いつもお世話になっていますし、K商事さんにご迷惑をおかけするわけにはいかないので...。それはおいておいて、Tさんの26日の退去の立会の件と、そのあとのルームクリーニングの方は引き続きお願いします。」
「ええ、それはきちっとこちらとしてもやらせていただきますので心配しないでください。なるべく早く入ってもらうようにしますので....。」
「ありがとうございます。それでは引き続きよろしくお願いします。今日は突然お電話して申し訳ありませんでした。」
「いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。」
「それでは失礼します。」
まるもりはそう言って電話を切りました。
「ふうっ。」
電話を切るとまるもりは少し息をつきました。
「まあ、お金にならない仕事をさせてしまって申し訳ないよな~。なかなか連絡つけるのも大変な相手がのらりくらりとやっているのをしっかり話合いの場をつくるだけでも一苦労だからな~。
Tさんの件も今のところ、ぱっとしない状況だけど、なんとかここまでもっていってくれたのもK商事さんのおかげだからな...。馬を水飲み場に連れていくことはできても、水を飲ませることはできないとはよくいううけど本人が払う気がないか、あっても支払能力がなければどうしようもないのが実情だからな....。
本当に大家っていうのは立場が弱いよな~。」
まるもりはそうつぶやくと携帯をおいて天を仰ぎました。

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