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翌、25日、Tさんが本当にK商事さんに連絡してくれたか少し心配になったまるもりはK商事さんに電話をかけました。もし連絡しないでいられた場合、K商事さんに迷惑をかけることになってしまいます。
プルル、プルル.......。
「もしもし、K商事です。」
奥様が出ました。
「もしもし、いつもお世話になっています。第一号物件のまるもりです。」
「ああ、まるもりさん。ちょっとまってくださいね、社長にかわりますので....。」
奥さんはそういうと電話を保留音にしました。しばらくして旦那さんが電話に出ました。
「どうも、お世話になっています。まるもりさん。」
「いいえ、こちらこそ、お忙しいところすいません。」
「いいえ、大丈夫ですよ。」
「それで、今日電話させていただいたのはTさんの退出の件なんです....。明日26日の予定ということだったんですが、昨日、本人から電話がかかってきまして、26日はきびしいので退去をのばしたいという話があったんです。」
「ああ、その話ですね。ええ、確かに、昨日、Tさんから連絡ありました。」
「ああ、そうなんですね。それならよかった....。」
まるもりは少しほっとして言いました。
「いや、明日26日が退去予定ということになっていたんで、こちらに電話がかかってきたときに直接K商事さんに連絡してきちっと打ち合わせしてもらうようにお話したんです。ですが、もし本人が連絡してないとちょっとまずいかと思いまして確認の電話をさせていただいたんです。」
「そうですか、わざわざどうもすいません。きちっと本人のお話はききましたので大丈夫ですよ。」
「それならよかったです。それでTさんの方はどんな風に言っていましたか?」
「まるもりさんの言う通りで、明日の退去は難しいということでしたね......。」
旦那さんは少しため息まじりに言いました。

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