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「いやいや、心配というほどは心配していないですけどね.....。実際のところ、相手が相手だけに他にやりようがあったかっていうと難しいところだと思いますし、まるもりさんも一生懸命やっていらっしゃいますしね。」
旦那さんはまるもりを少しはげますように言いました。旦那さんの言葉にまるもりは少し安心してほっと息をつきました。
「それで、26日の件ですけど、105号室の掃除の方はだいたい、どれくらい日にちがかかりそうですか?」
「まあ、1Kですし、もう、そんなに手間がかかる作業はないと思うのでその日の内には終わると思いますよ。万一、なにかまた不具合が見つかったらすぐ連絡させてもらいますよ。いずれにしても、予定どおり終わったら連絡いれさせていただきますので....。」
「わかりました。色々お手間かけさせてすいません。」
「まあ、先日送らせていただいた見積もり通りで済むとおもうんですが、なにかまた出てくる可能性も全くないわけではないので.....。」
「そうですよね....。」
少し心配そうにまるもりはつぶやきました。
「まあ、前の作業で一通りは状況確認できているのでそうなる可能性は低いと思いますよ。いずれにしても、そういったわけで、清掃の方がきちっと終わったあとに正式に請求書送らせていただきますので、入金はそれが届いてからでかまわないですから....。」
「わかりました。それでは26日の件はよろしくお願いします。」
「ええ、こちらこそよろしくお願いします。」
旦那さんはそう言って電話を切りました。
「はあ、とりあえず、105号の件はこれで一段落にしたいところだよな〜。」
まるもりは机に携帯をおくと、軽く伸びをしてつぶやきました。

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