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さて、なんの気のまよいか、始めたブログが丁度3年目を迎えました。
まるもりのアパート経営のドタバタ劇.....。だらだらとよく続いたものだと思います。
さて丁度、3年目の記事をどうしようか考えていましたが、ちょっと前にすこし話題になった
森金融庁が「アパートローン」に鉄槌(FACTA Onlineさんはこの記事をFreeで見れるようにしています。ここがオリジナルの記事ですね。)
について思ったことを書こうと思います。
さて、今の金融庁の長官は森信親さんです。
<引用画像 日本記者クラブ>
東京工業大学から東大教養学部に学士入学したいわゆる理系組の方で、東大法学部が幅を利かせる旧大蔵省では傍流になりますが、1期先輩の故香川俊介前次官にその能力を見込まれ出世されました。
畑中龍太郎長官時代の検査局長時にいわゆる“森ペーパー”「金融機関の将来にわたる収益構造の分析について」で地銀・第二地銀の計105行の収益力と人口動態がマトリックスで示し、人口が減少し、収益力の低い地銀には再編を促すレポートを作成したこともある地銀再編論者です。
平成27年7月に長官就任後は、地銀を所管する銀行第二課長に堀本善雄氏を起用。11月には監督局に「地域金融企画室」を新設し、元広島銀行リスク統括部長の日下智晴氏を起用しました。
共に、民間銀行の弱点を知り尽くした人物の人材配置で業界を驚かせました。金融改革を目指し、会議を一新。銀行を飛び越えて、取引相手の中小企業に銀行について徹底ヒアリング。金融検査マニュアルを実質廃止して、金融機関の事業性を評価する新基準。あまり表立ったニュースにはでてきませんがかなりの剛腕の持ち主です。
もともとアパートローンの問題が話題になったのは昨年10月に発表された金融行政方針のこの一文からでした。
(引用元 平成 28 事務年度 金融行政方針 24頁)
「長短金利の低下が継続する中で、金融機関には海外向け貸出や外貨建て資産運用、長期債への投資、不動産向け与信(アパートローンを含む)を増加させる等の動きが見られる。こうした動きが、経済・市場環境が変化した際に、金融機関の健全性に悪影響を及ぼさないか検証する」
この報告書の前後から、様々なメディアが金融庁が規制をかけるのではないかという記事を出しています。
平成28年9月8日 日本経済新聞
金融システム、金利変動や不動産集中にリスク 金融庁が警鐘
平成28年12月12日 ロイター
金融庁・日銀、アパートローンの監視強化 過剰供給リスクで
金融庁としては現在の新築アパートローンの現状について、投資家のリスクもある(地主さんが5回殺されるでも書いたとおりですが)が、将来、銀行の不良債権として、金融機関のおおきな足枷になるのではないかと考えているのではないでしょうか。
ですから、サブリースローンの新築の融資は今後、金融庁としてはやめさせる方向で指導を入れるつもりだよと、間をおきながら情報を記者にリークしてアドバルーンを上げているものと思われます。
FACTAの記事も「金融機関は住宅メーカーの言いなりになって融資をつけているだけ。顧客ニーズや貸し出し実行後のアパート経営が上手く回っているかのモニタリングはおざなりになっている」(幹部)と、金融庁を憤慨させた。」とかかれているように、これまともな融資の審査になってないじゃないかって、お前らの与信は何なんだっていうことですものね....。(まあ、金融の透明性と消費者の優遇を旗印に金融改革を目指す森長官は激怒しますよね.....。)
とりあえず、明らかなターゲットは新築サブリースなのでここの融資は今後急激に閉められる可能性が高いとかんがえるべきなんでしょう.....。田んぼや畑の真ん中にどう考えても埋まると思えない新築アパートがうの子タケノコで建てられていくのはどうかんがえても不合理ですものね.....。そういう意味では健全な方向にいくといえるでしょう......。
ただ、サブリースもそうですが、これだけ不動産投資に対しての融資がジャバジャバの状態からどうやって締めて、衝撃のないようにバブルを抑えていくのかなかなか難しい舵取りになるのではないかと思います。
今年はヨーロッパも4月にフランス大統領選挙、6月がフランス国民議会選挙、8月〜10月にドイツ連邦議会選挙があり、EUにとっては試練の年になります。ユーロ崩壊ともなればこれは大騒ぎになるでしょうし、トランプさんもオバマケアの廃案に失敗するなどアメリカの政治も不安定なままですし、北朝鮮リスクもあります.....。
海外もかなり不安定な状況で先行きが見えない状況ですから.....。融資をうけて不動産投資をするのは、それなりの強みや実力がないとあまりおすすめできないのではないかと思われます。
今の高値の暴落の時期がすこしずつ近づいてきているのかもしれませんね....。
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ああ、記念すべき3年目の記事もなんともネガティブになってしまったんじゃん。
本編の方は、本当に苦労された話がてんこ盛りでハラハラしながら読ませていただいていました。もっとこうすればいいのになどと思うこともありましたが、こんなこともあるよねと思う部分もありました。
大家ってなかなか周りに安心して相談できる相手がいなくて孤独なことも多いのでちょっと励まされたりすることもあります。
確かに今後も賃貸経営は厳しくなりそうですが、物件の価格が下落してくるのは現金主義のまるもりさんにとっては望むところなんではないですか?
今後も更新楽しみにしています。無理のないよう頑張ってくださいね。
エッセイやつぶやきも、なかなかするどい視点での記事でおもしろく読ませていただいています。
本編の方は、ちょっと重すぎて時々きつくなりますけど、それなりに解決(?)にもっていくまるもりさんの剛腕(迷走?)ぶりに心配しながらも休み休み読ませてもらっています。(奥さんとの掛け合いはいい味出してますよね。)
確かに、ネットでも最近はかなり不動産投資は厳しいんでないかと言われているようですね。
まるもりさんの引用した去年の日経とロイターの記事も読みましたが、内容は殆ど同じ記事ですから、取材源も全く同じで情報の出所も同じと考えた方がいいんでしょうね.....。
とすると、金融庁は本気で新築アパートローンのことを考えていて、銀行に指導を入れてここが閉まるのは時間の問題と考えていた方がいいのかもしれませんね。(記事は銀行に対して、空気読めよという警告?)
まるもりさんのちょっと違った角度での論点面白いので今後も楽しみにしています....。
>確かに今後も賃貸経営は厳しくなりそうですが、物件の価格が下落してくるのは現金主義のまるもりさんにとっては望むところなんではないですか?
そうですね。今の新築物件も空室がつづけば回らなくなると思うのでそこの投げ売りが始まれば買い手としてはいいかとは思うのですが、基本的に供給過剰の状態での物件だぶつきになると思うので、かなり物件を選んで買わないといけないかと思います。
まあ、どれだけ安く購入して、なんとか回せる状態にもっていけるかを慎重に考える必要があるでしょうね....。
そう言う意味では、投資するのにどうして不動産投資でなきゃいけないの?って一歩下がってみた方がいいと狼さんも言っていますけど、不動産投資に固執して、不動産投資を絶対しなくてはいけないんだと意固地になる必要もないとは思います。(実際、不動産投資だって、投資の1つの選択肢にしかすぎないので.....。)
>まるもりさんの引用した去年の日経とロイターの記事も読みましたが、内容は殆ど同じ記事ですから、取材源も全く同じで情報の出所も同じと考えた方がいいんでしょうね.....。
多分、そうなんだと思います。記事の内容はどれもコピペ?と思うほど、似通った内容なので、昨年の秋口から金融庁の意向があってでている記事なんではないかと思います。
まあサブリースの契約形態自体があまりにも問題があるので、これだけ大規模にやられると一気に破綻したときに金融機関そのものにも影響が大きいという考えなんだと思います。国交省もこんなに問題が大きくなる前にどうして指導入れたり、規制かけないんだという思いもあるんでしょうね....。
小規模大家様、まろた様、コメントありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。