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「わかりました。それでは、早急に手配しますので.....。」
旦那さんは言いました。
「どうもありがとうございます。部屋の状態もあんなでしたし、色々ご迷惑かけて申し訳ないですが.....。」
「いやそんなことないですよ。まあ本当に.......。まるもりさんは何も悪くはないですし....。かなり部屋の状態はひどかったですが、業者の方も頑張ってくれて、なんとかなりそうですから.....。」
旦那さんがまるもりを慰めるようにいいました。
「そうですか、とりあえずは良かったんですかね......。もう、多少、お金がかかるのは仕方ないですから、とりあえずまた部屋を貸せるような状態にしていただければ....。」
はあ、ちょっと涙がでてきそうです....。
「ええ、それは....。ともかく匂いはまずいんで、匂いがしっかりとれるようにちゃんとやっておきますから。」
旦那さんの言葉にまるもりは少しほっとして言いました。
「わかりました。それで、どれくらいで工事は終わりますかね?」
「まるもりさんに許可をいただいたので、ここ2,3日でやれると思います。今の状態のままにしておくわけにもいかないですしね......。」
「ありがとうございます。本当にお手数かけてしまってすいません。」
「大丈夫ですよ。また何かあればご連絡しますので.....。」
「本当にお忙しいところ、色々ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」
まるもりはそうお礼を言って電話を切りました。
ふうっとため息をついて携帯を机の上においたまるもり.....。
「やるべきことはやっているんだ.....。もう割り切って、肝をすえてどっと構えていかないと.....。」
まるもりは自分に言い聞かせるようにつぶやきました。

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