物件の問い合わせに対してメールの返事が返ってきたのは1週間後でした。
「伊勢崎周辺の利回り相場は15%前後です。
近隣の取引状況などから、本競売物件の落札は1000万以下では難しいことが予想されます。年間収入300万の場合、購入価格1500万円で20%になります。投資アパートは大変人気があるため、業者の入札ラインは18%の予想です。ご予算の範囲であればご検討よろしくお願いいたします。」
これに対して「メールありがとうございました。やはり、かなり入札価格は基準価格を上回りそうなのですね。どれくらいで指値をつけるかはまだ時間があるので焦ってきめる必要はないでしょうが、実際の物件を確認する必要はあると考えています。前もお話いたしましたが検討に値する物件であると考えていいようなのでこちらも都合がつく12月20日に現地にご一緒に見にいかせていただくというのはどうでしょうか?この物件にこだわるつもりはないので、今後の物件探しについても相談できればと思っています。ご都合つくかお返事ただければ幸いです。」と返事を打ちました。
ところがこれに対しての返事はなかなか来ませんでした。直接N社や担当のN女史に電話を入れても通じない状態がつづき、だんだん焦ってきました。入札日は年明け早々で、まず競売に必要な書類を裁判所にとりにいかなくてはいけませんし、保証金の振り込みも年内にしないと間に合いません。(入札申し込みには入札保証金振込証明書も提出しなくてはいけません。)12月20日にたまたま休みをとれた私は一人で高崎地方裁判所に書類をもらいにいき、その足で伊勢崎の物件を見に行くことにしました。