2014年06月30日

落札物件のリフォーム(20)



 N女史からとどいたメールは以下のようなものでした。

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   まるもり 様

 数日に渡り、内外装確認いたしました。取り急ぎご連絡させていただきます。


 外装は築年数を考慮して、屋根まで塗装します。日焼けによる劣化や雨漏りを防ぎ長持ちさせます。通常は足場を組むだけでも高額なので、一度に塗る方が効率がよいです。したがって外装工事は屋根、外壁、階段の錆止め、塗装となります。色は持ちのよいベージュでお願いしました。


 内装工事ですが、電気関係は通っているようですが、101号室の給湯器がはずされているため新規設置となります。また1階の浴室の換気扇から激しい音がなるので修理で直らなければ交換になります。


 また全室キッチンにタイルやパネルなどの防火対応がされていないため、こちらも新規設置いたします。


 すべて含めてご予算を超えないようにいたしますので、工事の途中に想定外の出費(見積もり時点では発見されなかった瑕疵等)が発生した場合はできる限り内容の省略などで調整したいと思います。


 具体的な金額は明日には出すようにしますのでよろしくお願い申し上げます。


              N社  N

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 築年数もありますし、結構傷んでいる部分もあることはわかっていましたので、ある程度お金がかかるのは仕方のないことです。まるもりはN女史のメールを読むと、すぐメールを返信しました。


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 N社 N様

 ご報告ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。


 明日の見積もりのご報告お待ちしております。今後ともよろしくお願いいたします。


                    まるもり

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 簡潔に返信メールを送信すると、まるもりはふーっと息をつきました。

posted by まるもり at 18:36| Comment(0) | アパート経営奮闘記 | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

落札物件のリフォーム(19)




 まるもりは実際に3社の担当の方とも面談して保険の内容についても説明をうけて検討することにしました。


 火災保険に関しては各保険会社で細かい規定が異なることがありますが、火災、落雷、破裂、爆発、風災、雪災(屋根が落ちてしまうとか)、水災、車や飛行機などの衝突、飛来(ボールがとんできて窓ガラスが割れるなども対象になります)などの他にも色々な特約をつけることができます。


 一番助かるのは水回りの水漏れ被害に対しての保障です。ないことに越したことはないのですが中古の物件の水回りは何がおこるかわかりません。クロスなどが水でだめになったりするとえらいことです。


 また仮住まい費用保障特約(火災や水漏れなどで住まいが使用不能になったとき宿泊費用などを補償してくれる特約)、類延損害補償特約(火災で隣に延焼してしまったときにその損害を補償してくれる特約)施設賠償責任保障特約(アパートの施設に起因する事故で他人に傷害が発生し、賠償責任が発生したときに保障してくれる特約)などもしもの時に助かりそうな特約がいろいろあります。


 また地震による被害は火災保険の適応外になることから地震保険をつける形になります。保険会社の方の話だと、東日本大震災のとき、保険の査定の人が一斉に被災地に乗り込んで住宅の地震保険の査定を行い、被災者に保険金を渡してまわって非常に感謝されたというお話を聞かせてもらいました。


 震災がおこってからまだ2か月ほどしかたっておらず、色々と生々しい話を聞かせてもらいましたがこの仕事をやっていてよかったと思いましたという言葉が印象に残りました。


 人的被害が出たときや近隣の建物に被害がおよんで賠償責任が生じた場合数千万の請求がきたら、いくら現金でやっているからといっても破産してしまいます。多少高額になってもできるだけつけられる特約はつける形にすることにしました。


 保障内容が大体同様であると金額は3社とも大体横並びになります。中古物件で少しかけすぎが気もしましたが、火災保険 補償限度額 建物 3000万円 地震保険 保障限度額 1500万円での各社の見積もりと保障内容をみて検討することにしました。


 そんなことをしていた5月19日にN女史からメールがとどきました。

posted by まるもり at 16:56| Comment(0) | アパート経営奮闘記 | 更新情報をチェックする

2014年06月28日

落札物件のリフォーム(18)



 前所有者とお話することができ、少しだけ必要な荷物があるので階段下にまとめておくから残しておいてほしいとのことでしたので、階段下の荷物(自転車を除く)以外をすべて整理しました。


 早めに片付けるように伝えてあります。


 明日、内装業者と内覧いたします。終わりましたら報告させていただきます。


 保険は加入されましたでしょうか。何かありましたらお問い合わせください。


 よろしくお願いいたします。


                 N社   N

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 メールを見てまるもりはほっとしました。とりあえずの仕事はしてくれたようです。
 あとはリフォームの見積もりがどうなるかですが.....。


 またアパートの火災保険に関してはあっせんするつもりはなさそうです。火災保険のことを結構言ってくるので、どこか特定の業者をすすめてくるのかと思っていました。


 どこかあっせんするのならお付き合いしようかと思ったのですが(少しはN社にキックバックがあるだろうと考えて)特に指定の業者を提示するつもりもなさそうです。それならばそれは自分で探して加入する方向でよさそうです。


 いままでの流れと、話の内容からは賃貸の契約書を作成する関係ではやく火災保険を決めて内容を教えてもらいたいということなのかもしれません。


 実際、東日本大震災があったこともありますし、調べてみると水漏れや自動車の飛び込み、風災、雪災など様々な特約があり地震保険も含めて入っていたほうがよさそうです。


 リフォームをN女史に一任している間に火災保険の加入の手続きをすすめることにしました。とりあえずネットで調べて、3社ほどにコンタクトをとり見積もりを立ててもらって検討することにしました。


posted by まるもり at 20:42| Comment(0) | アパート経営奮闘記 | 更新情報をチェックする