「お帰り、お疲れ様。」帰ってきたまるもりに奥さんが答えました。
「それで、無事に入札できたの?」
「うん、なんとか間に合ったよ。ちょっときつかったけどね。」
「結局、入札金額はいくらにしたの?」
「うん、いろいろ悩んだけど、1655万にしたよ。それでも、土地代よりは安くなるし...。落札して諸経費を500万見ても400万くらいは運転資金で残せるから.....。」
「その55万の端数がまた面白いね。」
「1651万には勝てるかと思って......。」
「ふーん。うまく落札できるといいね。今日はお疲れ様。明日からまた仕事でしょ。早くお風呂入って寝た方がいいわよ。」
「ああ、そうするよ。いずれは本格的にやるとしても、副業のたぐいだからね。本業をおろそかにしたら本末転倒だからね.....。」
「でも落札できたら落札できたで、U市には結構いかなくてはいけないんでしょう?それだけでも大変よ。今後、大丈夫なの?
私はU市まで運転できないから(奥さんは車の運転が苦手です...。)なにかあればあなたが忙しい仕事の最中に時間をつくらないといけないでしょ?」
「ま、実際落札できたらまたかんがえるよ。今回だって物件のところにいったら入札検討していると思われる人もいたから、伊勢崎の時ほどは人気がないにしても結構競争率高いかもしれないしね。もちろん、落札したいけどさ......。」
「そう、あまり無理しないでね。」奥さんは少し心配そうにそう言いました。
さて開札日は1週間後の2011年2月8日です。まるもりはU市の物件を落札できたのでしょうか?