2014年04月23日

競売2回目の挑戦(9)

 

 路地を歩いて、物件まできます。駐車場は思ったより狭く、5-6台止めるのでいっぱいになりそうでした。建物の塗装はちょっとすすけた感じです。敷地のアスファルトが張っていない部分は1月ですが結構草がぼうぼうで、一部つる草が1階の部屋のベランダに張ってきています。1階の共用部には所有者の動産と思われるガラクタにしか思えない物品が置いてあります。空き部屋のポストには無造作に入れられているチラシが詰まっています。


 あまり管理されていなかったのでしょう。(まあ競売になってしまう状況ですからメンテのお金も出せなくなってしまったのでしょうが.....。)ちょっと引いてしまう感じです。それでもこの状態で3人が賃貸して住んでいるのですからちょっとおどろきでした。今の若い人はあまり気にしないんでしょうか?


 入札しようか、どうしようか.....。一瞬なやみました。


 N女史のメールの「大学や工場もあり、場所はよいので綺麗にすればいくらでも賃貸需要がある物件です。入札金額1300万円で落札確率は高くなります....。」という一文が頭をよぎります。それ以上なら落とせる可能性が充分あるのです。1回目の競売に敗れたときの口惜しさ、個人事業主の申請をしたのに物件をまだもっていな焦り、これを見送って、待ってまた投資の対象となりえる物件がまた出てくるだろうか.....。


 まあぶっちゃけ、賢明な読者の皆さんが感じていらっしゃる通り、こんな心境と状況で押せ押せでいくとあまりいいことはないのですが.......。(今思えばそうなんです。しかもこの時点が2011年1月なんですよね。そうなんです、あの年です。2011年は大変な年でしたよね。多分、まるもりは皆さんの期待を裏切りません。)


 まあ大丈夫だろ。なんでも勉強、勉強。


 まるもりは自分をそう説得して、宿泊予定のホテルに向かいました。
 

 前厄のこの年、今から思うと、よくこの状況で、業者を信じてつきすすんでいったなと思います。


 よい子はまるもりのマネはしないように。


 ということで次回につづきます。


posted by まるもり at 20:51| Comment(0) | アパート経営奮闘記 | 更新情報をチェックする