翌日の26日の昼休みにまるもりはN女史に電話をかけました。
「はい、Nです。」
「もしもし、いつもお世話になっているまるもりですけど。今いいですか?」
「はい大丈夫ですよ。」
「あの、U市の物件の事ですけど......。」まるもりが切り出すと......。
「ああ、すいません。日にち間違えてましたね。まるもりさんがいうように2月2日が締め切りでしたね。」
「(締切でしたねじゃないだろ。)ですよね。それであと1週間しかないんですが、どうしましょうか?書類などどうにかなりそうですか?」
「2月2日まででは、ちょっと都合がつかなさそうですね。どうしましょうか?」
「(それを考えるのがあなたの仕事なんじゃないの?)うーん。仕方ないですから書類一式はなんとか都合をつけてとりにいってきます。2月2日までに入札に間に合うかは微妙ですが.....。」
「申し訳ありません。それではそれでお願いします。」
電話を切ったまるもりは大きくため息。この人やる気あるんだよね。本当に大丈夫なの?
前回、裁判所に自分で書類をとりにいっていたので入札までの手続きはなんとか自分でできるだろうと踏んでいました。だがいかんせん日にちがあと1週間しかありません。住民票などの必要書類を事前にそろえたうえで裁判所で書類をもらって、保証金を振り込んで、入札書類を作成して送るのです。しかも手続きは平日しかできません。物件も実際に見に行っていないし....。3点セットだけで入札きめるのも怖いのですが....。
まるもりは1月31日に休みをとって前日の30日から前泊してうごくことにしました。
その予定は......。
まるもりは頑張ります。なんとかなるべや。(......多分。)