不動産投資 ブログランキングへ
↑
気に入ってくれたらクリックお願いします。
感染の広がりのフェーズとしては、海外からの水際対策で感染源の侵入をふせぐ時期、国内発生症例をできるだけ隔離し、そこでの封じ込めをはかる時期、国内に蔓延して、一般感染として軽症者は自宅待機で重症者の治療に専念するべき時期とすすんでいくわけですが、日本に関しては封じ込めはすでに不可能な状態です。というか、どの国でも封じ込めは不可能だと思います。
現実、このウイルスが人間界に出現してまだ2か月とたっていない状態です。世界中のだれもこのウイルスの臨床像はわかっていません。中国で一度感染して、治癒した人がまた感染したというのがニュースになっていましたが、一度感染しても免疫がつかない可能性があるということで、治癒しても2度、3度と感染を繰り返す可能性もまだ否定できていません。血清のIgM、IgG抗体価がどのような推移をとるかもわかりませんし、複数回の感染で初回感染と同じ経過をたどるのかもわかっていません。
診断法のPCR法は100%の診断法ではありません。偽陰性も偽陽性もあります。検体の採取の仕方では多くの偽陰性の人がでてくる可能性もあります。基本的には咳、痰、微熱などの感冒症状あれば、今の日本ならだれでもコロナウイルス感染の可能性があるとかんがえて差し支えないと思います。検査をすれば100%感染がないとは言えないことも前提に物事を考える必要があります。(詳しくは検査の感度、特異度で調べてもらうと、有病率によって偽陰性となる数が大きく変化することがわかると思います。)
ともかくはっきりしているのはこのウイルスが非常に強い感染力をもっているということです。不顕性感染や潜伏期で症状がでていないときもウイルスが排出され、他人に感染させてしまうということで、症状で入国をはねる検疫では予防するのは不可能です。基本的には出入国を完全に止めない限りは世界中にひろがっていきます。オリンピックの代替えに手上げしているロンドンにしても、日本に遅れて数か月で蔓延するのは間違いないでしょう。だって、春節のときに武漢から500万人が脱出していますから......。日本のチャーター機で帰ってきた人の有病率は1.5%だったので、低く見積もって1%の有病率としても5万人がウイルス感染して世界中に散ったわけですから.....。(世界中に蔓延して小康状態になるのに2,3年かかかるのでいずれにしてもオリンピックは中止がいいと個人的には思います.......。)
治療法は何も確立していません。抗インフルエンザ薬やHIV薬の抗ウイルス薬が有効らしいということはわかっていますが、インフルエンザに対するタミフルやリレンザのような特効薬と思われる薬はまだわかっていません。血清やワクチンが開発されるのには半年以上はかかるでしょうし、基本的には自分の免疫力で治るしかないという病気です。
診断法も確立していない、治療法も確立していない、臨床経過の実像もだれもわかっていない。それで感染力は非常に強く、発生してわずか2か月で世界中に蔓延してしまっている。熱帯のシンガポールでも患者数が増えているので、インフルエンザのように高温、多湿になると活動が低下するわけでもなさそうで、夏場でも感染はひろがることが想定される。それが現状です。
封じ込めの隔離の方針から、(隔離施設がもうどこにもないくらの数になって)蔓延した状況での一般感染と同じように扱い、重症者に対しての治療のみに入院を絞らないと医療機関はパンクして他の疾患はみれなくなり医療が崩壊するのは火を見るよりも明らかです。日本政府は速やかに日本が病気の蔓延期であることを宣言し、出入国制限を始め、隔離の方針からの切り替えを行うべきです。(というか、他国は多分、日本を汚染国と見なしている状況になりつつあります。)
そして、大きく中国に依存していた、マスクやジェネリック医療品の材料の国内確保をはかるべきです。たぶんこのウイルスは、きちっとした診断法と治療法が確立するまでは拡大をだれにも止められないと思います。
基本的にはコロナウイルスはアルコールには弱いはずなので、こまめな手洗いとアルコール消毒が有効なのですが、マスクに加えてアルコール消毒液も欠品が増えてきており、この速やかな供給が望まれます。
厳しい状況ですが読者の皆様もお体お気を付けください。
不動産投資 ブログランキングへ
↑
気に入ってくれたらクリックお願いします。
マスコミがいたずらに不安ばかり煽るから、もう少し、視野をひろげて本当の恐ろしさについて考えてほしいと思うじゃん。